【木のぬくもりと広がる空に癒やされる】「道の駅 クロスウェイなかまち」でひと息旅

訪問日:2024年12月21日 15〜17時

ライター:たびたび

奈良に新しく誕生した道の駅――その名も「クロスウェイなかまち」。
“人と人”“街と自然”が交差するこの場所には、ただの休憩所には収まりきらない魅力が詰まっていました。

木の温もりあふれる外観に、思わず深呼吸したくなるような広がる空。

直売所には、地元の愛情がぎゅっと詰まった野菜や果物、限定グルメがずらり。
そして、ここでしか出会えない、奈良らしさが光る逸品たちとの出会いも。

この道の駅が、あなたの次の旅の目的地になるかもしれません。

目次

広がる空と出会う、クロスウェイなかまち

旅の途中で立ち寄ったのは、2024年11月30日にオープンしたばかりの新しい道の駅、「クロスウェイなかまち」。

名前のとおり、ここはさまざまな人と地域、そして文化が交差する“交流拠点”のような場所です。自然と調和するように設計された美しい外観が、訪れる人をやさしく出迎えてくれます。

建物が左右に大きく広がっているので、圧迫感がなく、空との一体感が心地よく感じられます。正面には案内板や休憩用のベンチもあり、初めての方やご年配の方、小さなお子さま連れのファミリーにも優しい空間づくりがされているのが印象的でした。

雲がダイナミックに流れる空を見上げながら、深呼吸。旅の合間の休憩に、ちょうどいい癒やしのひとときでした。

地元の“おいしい”が大集合!「旬の駅」でグルメ探訪

施設の一角にあるのが、農産物直売所「旬の駅」。
季節ごとの“旬”が詰まったこの直売所は、地元の農家さんたちが丹精込めて育てた新鮮野菜や果物、加工品がずらりと並ぶグルメの宝庫です。

カラフルで目を引く看板が目印で、外からでも中の活気が感じられるほど。ガラス越しに見える店内には、おいしそうな野菜やお菓子、手作りのジャムなどが並び、どこか“地元の温かさ”を感じられる雰囲気に満ちていました。

訪れた日は、ちょうど旬のいちごフェアが開催されていて、甘い香りが外までふわっと漂ってきました。思わず「ちょっとだけ覗くつもりが、気づけばカゴいっぱいに…」なんていう、買いすぎ注意な空間です。

手作りの味がうれしい♪ご当地スイーツと郷土惣菜

店内を進んでいくと、ひときわ目を引くのがこの手作りスイーツコーナー。


この日は特に人気だったのが「塩大福」や「おはぎ」、「栗おこわ」など、昔ながらの素朴なおいしさが詰まった和菓子やお惣菜たち。どれも地元のお母さんたちが丁寧に作ったような、やさしい味わいが想像できて、選ぶのにも一苦労。

ひとつひとつがしっかりと包装されていて、ラベルには原材料や価格もわかりやすく表記されているのが嬉しいポイント。自分へのご褒美や、帰りの車内でのちょっとしたおやつにもぴったりです。

子どもから年配の方まで、幅広い世代が手に取っていて、「これは地元の味としてしっかり愛されてるんだなぁ」と感じる光景でした。

奈良の魅力がぎゅっと詰まった限定スイーツ&パン

奈良の名産といえばやっぱり「いちご」!
売り場の一角には、奈良県オリジナル品種の紹介がポップでにぎやかに掲げられており、どれを手に取ろうか迷ってしまうほど。

なかでも注目を集めていたのが、幻の白いちご「真白麻呂(ましゅまろ)」

まるで宝石のような淡い色合いと、華やかな香りが特徴で、まさに“ご褒美フルーツ”と呼ぶにふさわしい存在です。

そして、奈良の伝統といえば「柿の葉寿司」…ですが、なんとその要素を取り入れた斬新なご当地グルメも発見!

それがこちらの「柿の葉パン」。塩焼きサバをサンドしたパンが、柿の葉に包まれて販売されています。

「これはパンなのか寿司なのか?」とSNSでも話題になったそうで、道の駅では売り切れ御免の人気商品に。香ばしいパンと塩味のきいたサバが、意外にもマッチしていて驚きのおいしさでした!

思わずお土産として選んでしまったこちらの2つ。どちらも冷蔵商品ですが、当日中に食べるならドライブのお供にもおすすめ。
パッケージも可愛くて、手土産にも喜ばれそうな“ちょっといいもの”感がたまりません。

野菜もフルーツも“とれたてそのまま”がずらり!

地元の農家さんから毎朝届けられる採れたて野菜も、この道の駅の大きな魅力のひとつ。
中でも人気だったのが「とまお〜」という名前のトマト。かわいいパッケージと、手書きのポップが印象的で、スタッフさんの“推し”が伝わる愛情たっぷりの陳列でした。

実際に購入してみると、甘みと酸味のバランスが抜群で、まるでフルーツのような濃厚さ。
サラダにしても、シンプルに塩だけで食べても大満足の味わいです。

そして奈良といえば、やっぱり「柿」も見逃せません!
売り場には贈答用にラッピングされた高品質の柿が並び、“信頼の贈り物”というラベルが貼られたこだわりの逸品も。年末年始のご挨拶や、ちょっとした贈り物にぴったりの見た目で、多くの人が手に取っていました。

さらに、季節野菜として印象的だったのが、立派な地元産のかぼちゃ。
サイズも形もさまざまで、自然な風合いがそのまま残された“採れたて感”あふれる陳列がなんとも良い雰囲気。中には「おばけかぼちゃ!?」と思ってしまうほど大きなものもあり、見ているだけで楽しくなります。

煮物やスープ用として人気で、料理好きな方ならつい腕をふるいたくなるはず。
「どれにしようかな〜」と悩みながら選ぶ時間も、まさに“道の駅体験”の醍醐味です。

朝ごはんが楽しみになる!こだわり卵と大和のパン

見逃せないのが、こちらの卵コーナー。「ほっこり田舎のたまご」と名付けられたこの卵は、奈良県五條市の舟ヶ崎ファームから直送されたもの。
殻がしっかりしていて黄身は濃く、とろりとした旨みがたまらない“たまごかけごはんの理想形”とも言える味でした。

近くにはスタッフさんによる手書きの紹介パネルも。
「ミネラルたっぷりの水で育ったニワトリから生まれた卵」とのことで、その背景にある“丁寧な生産”へのこだわりが感じられます。
産地・生産者の顔が見える商品って、やっぱり安心感がありますね。

卵とセットでぜひ手に入れたいのが、奈良市にある人気ベーカリー「MilFord(ミルフォード)」のパン。
中でも定番人気の食パンは、「しっとり・もっちり・甘みのある小麦の香りが広がる逸品」で、売り場でもまとめ買いするお客さんの姿がちらほら。

焼きたてに近い状態で並んでいるので、トーストすれば外はカリッと中はふわふわ。
卵と一緒に楽しめば、最高の朝ごはんになること間違いなしです♪

思わず“あれもこれも”買っちゃう♪ お土産&戦利品編

まず目を引いたのが、「日本で初販売!」の文字が躍るこちらのご当地即席麺『奈良ラーメン(味噌味)』
豊国ヌードルさんが手がけるこの一品は、大和高田市発のオリジナルで、パッケージには可愛い鹿のイラスト付き。

観光地・奈良らしさ満点で、ついお土産用と自分用の両方を手に取ってしまいました(笑)。

奈良の素材でできたクラフトドリンクも!

こちらも個性が光っていたのが、奈良県生駒市発のクラフトドリンク「いこまスイカ割り」。
なんとスイカの皮の成分を活かして作られたクラフトコーラで、美と健康にうれしいコーラとして大注目されています。

炭酸で割ったり、ミルクと合わせてチャイ風にしたりと、楽しみ方もいろいろ。おしゃれな瓶のデザインも魅力です。

奈良らしい和のお土産も充実

ご当地漬物コーナーでは、「袋詰うり」という奈良名物も発見!

昔ながらの製法で作られていて、「奈良漬といえばこれ!」というほどの定番中の定番
歯ごたえがあり、お酒のおつまみにもぴったりです。

そして何より可愛かったのが、「NARA KOBAKO(ならこばこ)」シリーズの飴たち。
鹿や大仏が描かれた飴は、見た目の愛らしさと奈良らしいパッケージが魅力で、女子旅や子どもへのお土産にもぴったり!

どれも容器入りなので、食べたあとも小物入れとして使えるのも嬉しいポイントです♪

地元の味を気軽に楽しめる「なかまちキッチン」

直売所でお買い物を楽しんだ後は、館内に併設されたレストラン「なかまちキッチン」でひと息つくのがおすすめです。
木の温もりあふれる開放的な空間に、カフェのような雰囲気の席が広がり、「旅先でも落ち着いて食事を楽しめる場所」として嬉しい存在。

営業時間は朝9時から。モーニング・ランチ・テイクアウト、それぞれで違った楽しみ方ができます。
黒板風の営業案内が可愛らしくて、つい写真に撮りたくなってしまいました。

「テラス席あり」など柔軟な利用スタイルもポイントです。

地元食材を使った本格メニューもずらり

レストランメニューも充実していて、うどん、定食、サンド系の軽食まで幅広く取り揃えられています。
中でも注目したいのが、奈良県産の大和ポークや野菜を使った定食や、「三輪そうめん」をアレンジした創作うどん。

地元の魅力を活かしたメニュー展開が旅の楽しさをさらに広げてくれます

実際にいただいたのは「鴨なんばうどん」と「大和肉鶏のコロッケ」。

たっぷりのねぎと鴨肉の旨味が効いたうどんは、あっさりながらも深い味わい。
そして、このコロッケが驚きのおいしさ! 外はサクッと、中はほろほろの甘い肉じゃが風。これはリピートしたくなる味です。

道の駅というと「ドライブ休憩」のイメージが強いかもしれませんが、「クロスウェイなかまち」では、地元をしっかり味わって、ゆっくりくつろげる“食と交流の拠点”としての魅力が随所に詰まっていました。

奈良観光のヒントが詰まった情報コーナー

館内には、奈良県内や周辺地域の観光スポットを紹介する地図やパンフレットが豊富に揃っていて、次の旅先を決めるのにも便利。
東大寺・法隆寺・長谷寺といった定番から、“地元民しか知らないような穴場情報”まで手に入るのが嬉しいところです。

休憩スペースには木製のベンチが置かれ、情報モニターも完備。
お買い物のあとや待ち合わせの際にも、「ゆったりと旅のプランを練れる空間」として活用できました。

この空間の静けさと、木の香りに包まれた心地よさは、まさに“癒しの時間”です。

旅の拠点にぴったりな立地と開放感

日が沈み始める頃、建物全体がやわらかなライトに照らされていく光景は、まさに絵になる美しさ。
昼間とはまた違った表情を見せてくれるこの場所は、「日帰り+ちょっと寄り道」の旅にもぴったりな拠点としておすすめです。

外のテラス席も雰囲気が良く、夕暮れの風を感じながらのんびり過ごすひとときは格別でした。

施設情報・アクセス

施設名 道の駅 クロスウェイなかまち
住所 奈良県奈良市中町4694-1
電話番号 0742-93-5440
公式サイト https://michi-no-eki-crosswaynakamachi.pref.nara.jp/
営業時間
  • 直売所・レストラン「なかまちキッチン」:9:00~20:00
  • カフェ:9:00~17:00
  • サイクルステーション、ドッグラン、観光案内所:9:00~17:00
  • トイレ・休憩スペースなど:24時間利用可
休館日 12月29日~1月3日(トイレ・休憩スペースは年中無休)
駐車場 大型車 20台、小型車 237台(おもいやりスペース 7台含む)、EV充電スタンドあり
バリアフリー バリアフリートイレ、授乳室、キッズスペース、屋外遊具広場
主な施設 直売所、レストラン、カフェ、サイクルステーション、ドッグラン、観光案内所、防災倉庫など

アクセス方法

車でのアクセス

  • 奈良方面から:奈良学園前ICより約7分
  • 大阪方面から:第二阪奈道路 中町ICより約1分
  • 阪奈道路 三碓ICより約7分

 

公共交通機関

  • 近鉄学園前駅より、奈良交通バス〔28系統〕「奈良県総合医療センター行き」に乗車、「丸山橋」バス停下車 徒歩約10分
  • 近鉄富雄駅より、奈良交通バス〔50系統〕「若草台行き」に乗車、「丸山橋」バス停下車 徒歩約10分

※「田原本駅」や「西田原本駅」からのアクセス案内はありません。最寄りは学園前駅または富雄駅です。

 

 

「道の駅 クロスウェイなかまち」は、ただ通り過ぎるだけの場所ではなく、
奈良の“今”と“人”に出会える交差点のような存在でした。 
地元の味わいにほっと癒やされ、
初めて見る特産品にワクワクし、
ふとした風景に心が動く—— 

そんな時間を、ここではきっと誰もが体験できるはずです。

 

次の旅でも、またきっとこの道の駅に立ち寄りたくなる。

そんな気持ちを大切にしながら、今回はこの辺で…

また新しい旅の記録を、ぜひ一緒に綴らせてくださいね。

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